質問
ペットにお金を遺すためには、生命保険信託という方法があると聞きました。どのような仕組みなのでしょうか?
回答
生命保険信託は、生命保険による死亡保険金を信託会社が預かり、事前に決めた受取人に対して、信託会社から保険金を支払うことができる仕組みです。一般的には受取人が未成年であるなど財産管理ができない場合に活用されます。
生命保険信託では、認定NPO法人をはじめとした公益法人を受取人(受益者)に指定できるサービスがあり、ペット後見互助会とものわではこの仕組みを活用し、飼育費用の支払いを行っていただいております。
ペット後見互助会とものわでは、連携関係にある、プルデンシャル生命とプルデンシャル信託が提供するサービスを紹介させていただいております。
生命保険信託のメリット
分割積み立てが可能
生命保険で積み立てるため、分割で支払うことが可能です。
総支払額を圧縮できる
生命保険のため、積み立ての方法によっては、利回りを得ることができるので、総支払額を圧縮できることがあります。
解約返戻金
ペットを飼い切れた場合は、解約いただければ、解約返戻金が戻ってきます。積み立ての方法によっては、利回りがあり、支払額より多い額の返戻金がある場合があります。
身近(ハードルが低い)
生命保険は、遺言や民事信託に比べて、身近だという点でハードルが低いと感じる人が多いようです。
生命保険信託のデメリット
条件により加入できない
健康状態や年齢などの条件により加入できない場合があります。
比較検討を
生命保険信託のほかにも、民事信託、遺言、事前振り込みによって資金を遺すことができます。それぞれの家庭の事情に合わせた方法で、飼育費用を遺す方法を考えていきましょう。